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他人の妻、親友の夫
第5章 視線の愛撫
『視られる』ということに理依が快感を覚えたのは小学五年生の頃だった。
発育のよかった彼女は十歳になる頃には、大人でも思わず視線を向けてしまうほど乳房を豊かに実らせていた。
母は気遣いブラジャーを買ってきたが、理依はそれを拒んだ。
『クラスで着けてる子、いないもん』
それだけが理由だった。
大人なら自分の事情に合わせた行動をとることに何の躊躇いもなくても、子供にとってはそれがすべてだ。
一人そんなものをつけたらからかわれる。
その恐怖からブラジャーを着けることは頑として受け入れなかった。

しかし結果として体操着の胸元は大きく圧迫され、時に突起した頂をぽっちりと見せてしまっていた。
結局ませた同級生の男子からからかわれる始末となってしまう。

特に夏場の体育の時はたくさんの視線に晒された。
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