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第4章 ちょっと慣れた？かな・・

「他のお客様の事をあれこれ言う事はできませんが・・
　いろいろな方がいるのは事実です。
　まぁ、そんなこといちいち気にしてたら客商売なんてやってられないんでしょうけど・・
　オレの言いたいのは、岩倉さんたちはとってもいい人たちだって、いう事ですよ」

その言葉を聞き終わった時にはぼんやりとした視線を悠月に注いでいた未和だが、
その悠月の返してきた眼差しの勢いに、
めまいを感じるほどの衝撃が走った。

・・な、なんで・・なんでそんな目で見るの・・

きれいな二重のその奥に、曇りのない奥行きを感じさせる瞳で
自分を見つめてくる悠月。
そういうの、やめてよ・・それを勘違いするんじゃない・・

イケメン恐怖症が頭をもたげた瞬間だったが、
ありがたいことに助け舟が通りかかった。