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タイムリミット。
第2章 捕獲大作戦。




小1時間程、1人を抜かし 愉しげな酔辺(よいべ)は過ぎ、客室の電話が鳴り、知佳子の旦那が来たことを告げた。

程なくして、客室の扉をノックする音。

知佳子が支度を整え、扉を開ける。

敦が、客室の鍵を尚子に渡し、知佳子と共に 扉に進む。


「いつも 知佳子さんには、お世話になっております
今日も、迎えに来て頂きありがとうございます
日頃の感謝を込めまして、客室を用意しておりますので、宜しかったら 夫婦水入らずで、お過ごし下さい」


謙虚な姿勢で、挨拶をする。
いつも、急遽の仕事の関係を 嫌な顔せず、知佳子を仕事に 送り出してくれる、旦那様に 敬意を示して。


「ショウ、ありがと
じゃ お休みねっ」


離れを出、腕を組みながら 本館に戻る 2人を 見送って部屋に入る。

部屋に戻ったら、敦と野村が消え、賢が酔辺の片付けをしていた。



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