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イカせ屋稼業
第1章 そのいち
翔汰はジャージの上着を脱ぎながら、
胡座をかいて座る。

『ビールとー、
カニグラタンとー、鯵の南蛮漬け、和風さくさくサラダ』オーダーする。


高村が店員にオーダーを告げてくれる。


一応仮にもメディアに顔が拡散されているため、
外食時は高村を通じて全てのオーダーがされる。


普段、買い物やコンビニは何も言われていない。


『翔汰、今日里美だっただろ?
なぁ、どうだった?
良かった?』
瞬が目を輝かせて訊ねた。

『どうもねぇよ、
キレイだけど普通だった。演技丸出しだったぞ』

『まじで?
なーん……ガッカリだな』瞬は本当にガッカリしたのだろう、
眉をへの字に垂らした。


『何、
そんなに期待するもの?』翔汰は先に届いたビールを喉に流す。

『いや他の女優はそんなに思わないけどさぁ。
トップ売れっ子じゃん?』
『まーな。
見た目はトップだったよ。スッゴい可愛くてキレイで脚に適度に筋肉ついてて………』

『うんうん』

『ワガママで中断した』

『げっ』

『気ぃ遣ったよ、すごく。再開できたから良かったけどね』
『………プロじゃねぇな』拓矢がまたクールに批判した。この男は寡黙だがそういう意識には厳しい。

『まぁね。
プロではないんだろうね、ワガママ通す辺りは。腰が痛いよ』


翔汰は自然に拓矢、瞬(高村もだけど)と集まるようになった。
2人共に似たような事情―――タレント業をしていたら金が入り用になった―――があり、
同業だと内輪話も出来て気楽なのだ。
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