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イカせ屋稼業
第4章 そのよん
『こここれでありますっ、ガラスは焼く時間が必要ですのでっ、
かかか紙粘土でサンプル作って参りましたぁっ』


『うわ、キレイ………』


翔汰は用紙に印刷されたデザイン画と写真を見て思わず声が漏れた。。



Yoo!ちゃん以外5名の視線が紙に集中する。


『………へぇ、
焼くと青く色変わるんだね?石を混ぜた、かぁ………
形も筒状で近未来的。良いね』
拓矢がそのサンプル品を持ち撫でた。


用紙には焼く前の工程と焼いた後の仕上げ工程まで印刷されている。


翔汰は『えっ、もしかしてこれ社長のTELを受けてから作成したの?』
と驚いた。



『ふふふ。
翔汰、Yoo!ちゃんは言動は怪しいけれど仕事が尋常じゃなく速いのよ。
そして何故かトレンドをキャッチ出来るヒトなのよ。本人は虫みたいでしょ?
素晴らしいわ、
この色とデザイン。
シャープな筒状なら携帯しやすいわね。
そうね…さしずめ「女の子が相手男性に手渡すフレグランス」ってトコかしら?』
百合絵社長も毒舌だ。


『ははははいっ、
その通りでありますっ…』

『みんな。通訳が必要だけど、このヒト深く理解してるのよ。
不思議でしょ。
才能って凄いわねぇ。

とても良いわ。
セフレに手渡しても違和感がないシンプルさ』


セフレ、の言葉でYoo!ちゃんが顔を真っ赤に染めた。


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