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第11章 そのじゅう

（………翔。
ホントに屹立してんだけど）


拓矢は意地悪く囁く。
ボクサーパンツの中心部は、これでもかというくらいパツパツに膨らんでいる。

（うるさい苦笑
拓だからだよっ）


（じゃあもっとしよっと♪）


『痛いんだよね？
なのに、この膨らみは何？』

包帯男はボクサーパンツをずるっと引っ張りずり下ろした。



肉棒が顔を出す。


『違う！
違うんだ』
サラリーマンは認めず首を横に振る。
ガチャガチャとチェーンの音がして淫靡だ。



包帯男はサラリーマンの足下まで下がると、
脚も鞭で打った。


パシン！
『ああっ！』
サラリーマンが悶える。


『先っぽ、
溢してんじゃん』
包帯男が嘲笑い、
鞭の先端で肉棒の先をつつく。


『………やめてくれ！』

『身体と違うコト言ってるよね？』

包帯男は鞭で下腹、
鼠径部を叩いた。


（………も、ダメ……）
翔汰は自分でも驚くほど痛みが快感に変わっていた。
（……拓。して……）
囁く。


拓矢は翔汰の囁きにゾクッとする。
（翔、エロすぎ）


（仕方ないじゃん）
翔汰は恥ずかしい。

（じゃ、
煽りながらするよ？）

拓矢はそう言うと、
『認めちゃえば？
〔しごいて下さい〕って言えたらしてあげるよ』
と包帯男になりきる。