この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
イカせ屋稼業
第11章 そのじゅう
イージーが『休憩しましょー♪』
と言い、
ふたりは身体を休めることにした。



ベッドに腰掛ける。


イージーは気を利かせたのだろう、
『飲み物欲しいわー。
買ってきちゃおっと♪』と外へ出て行った。




包帯を巻いたまま、
拓矢は背中を丸めた。
『翔………ヤキモチ焼きでごめん』


『ぶはっ!!ぷっ……』


『笑うなよぉ……』


『だって、
俺は拓矢しか見てないのに(笑)』


『分かってんだけど、
モヤモヤすんの!
何か嫌なんだよ』


『………拓、
それは俺も一緒だよ?』


翔汰は仰向けに寝た。


拓矢の締まった背中を見ながら喋る。

『そうなの?』


『言わないだけだよ。
本当は、拓矢が女優と撮影すんのだって嫌だよ。
他の人に触れさせたくない。俺だけのものにしたいよ。
一緒に住んでてほとんどの時間を一緒に過ごしてるのに、
「もし拓矢が心変わりしたら?」「俺より良いヤツなんて沢山居るんだから、
取られたらどうしよう」
ってたまに不安になる』



『………そっか……』


『うん。
俺、こんなに人を好きになったことが無かったから。大事すぎると今度は失うことが怖くなるんだなって初めて知った………
つーか、KANAMEは「拓矢も潰す」つってんだからホントは拓矢目当てかもしれないしね。
俺はダシみたいなもので。
気持ちは同じだよ、拓』


拓矢は身体を傾けた。
翔汰の胸に寄り添うようにそっと寝そべる。

『………大事過ぎて誰にも渡したくない』
翔汰は呟く。
拓矢は翔汰の心臓に耳を当て、音を聞いた。
/712ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ