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イカせ屋稼業
第11章 そのじゅう
『………優しく起こしてほしいのに…』

拓矢はいつものように半分寝ながらベーコンエッグを食べていた。


『優しく起こしてたらいつまでたっても起きないじゃん。
ごちそうさまでした〜』
翔汰は先に食べ終えると、
バスルームに向かい軽くシャワーをして洗顔した。



今日も拓矢と〔怪我人コスプレ〕撮影だ。


歯磨きしながら、
(M開花しちゃったなー。今日は……どうするかな)と撮影内容をあれこれ考える。


ピルルル……♪
リビングからスマホが鳴った。

歯磨きをしながら出る。
『はいはーい。あれ?甲斐さんからだ。
もしもしぃ?はよーございま………
――はい。え?――それって………』



拓矢がトーストを咥えたまま顔を上げた。


『―――分かりました。
とりあえず待機っすね。
はい、了解しました』
切ると、
拓矢が『どひ(し)たの?』と訊ねる。



『―――うちの新人女優が1人、
行方不明になったんだって。まだあんまり作品に出演してない子らしいけど…
社長が探すからって、甲斐さんも呼び出されたんだってさ。
俺らは連絡くるまで、
自宅待機してろだって』



『何で甲斐さん?
行方不明って……』
拓矢は目が覚めたらしい。
『慌ててたから訊けなかったけど。
マネージャーの数少ないからじゃないの?
その子、どこか遊びに行ってるだけだったりして(笑)』


甲斐から聞いた新人女優とは顔を合わせたことがない。
だから翔汰は対岸の火事だった。


その火が、
彼岸から此岸まで飛んでくるとは露知らず………………………



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