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君をこんなに愛してる
第4章 空白の記憶

「気味が悪いと…思うだろうか?」

絢人さんは自嘲気味に笑いながら、わたしを見下ろしてきた。

即座にわたしは否定する。


「思うわけない」

「…よかった」


心の底からホッとした絢人さんの顔に、愛おしさが込み上げてきた。



変わっていない。

記憶がなくても、大好きな絢人さんに変わりない。






──…



そうして翌日

予定よりも一日早く、絢人さんの退院が決まった。




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