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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第31章 第十二話 【花見月の別れ】 其の弐
 おきわの心からの言葉が今は心に浸み入るようであった。
 お彩は、おきわの枕元に突っ伏して、声を上げて泣いた。
 そんなお彩の髪を、おきわの細い腕が優しく撫でる。
 その優しげな感触は、遠い日、お彩が父や母にあやされたときの懐かしい記憶にも似ていて、お彩は余計に泣けてきた。
 小さな箪笥の上には、おきわが宝物のように大切にしている雛人形と桃の花がある。寄り添い合うひと組の家族を、一対の雛人形が優しく見下ろしているようであった。
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