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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第32章 第十三話 【花残り月の再会~霞桜~】 其の壱
 おきわは最初はお彩にすげない態度を取り続けたが、最後には、お彩を受け容れた。お彩は生まれた娘お美杷を伊勢次の子として育てている。それは、亡き伊勢次の心でもあった。おきわは、お美杷もけして孫とは認めようとはしなかったけれど、お彩を受け容れたのと同様、お美杷をも血続きの孫として可愛がるようになった。心を通い合わせたのも束の間、おきわは弥生の肌寒い日にひっそりと眠るように息を引き取った。
 おきわが亡くなってから後、お彩は一年ぶりに「花がすみ」を訪ねた。おきわの世話をしている間は、病人から眼を離すことはできなかったため、勤めに出ることは叶わなかった。お彩は家でできる内職仕事をして、わずかながらも家計を支えていた。
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