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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第4章 第二話【花影】-其の壱-
「じゃあ、そろそろ、お店の方に戻らないといけないから」
 今日、お彩は「花がすみ」の客がひけた昼下がり、主人の喜六郎に許しを得て外出していた。
「ああ、判った。身体に気をつけてな」
 伊八は頷き、娘に向かって片手を上げた。
 お彩は後ろ髪を引かれる想いで父に背を向ける。それでも敢えて後ろは振り向かないで数歩あるいたところで、ふと父の声が追いかけてきた。
「お彩」
 振り向くと、父が駆けてくる。お彩は眼を見開いた。
「これを持っていけ。〝花がすみ〟の旦那によろしくな」
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