この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第36章 第十四話 【雪待ち月の祈り】 其の弐
 お彩も微笑んだ。
「このお店は旦那さんにとっては我が子と同じくらい大切なものです。私にとっても、生き甲斐を与えてくれる大切な場所です。二人ともこの店をかけがえのない大切なものだと考えているんですよ」
「なるほど、あなたの気持ちはよく判りました。喜六郎さんがやっても良いと言わはるのなら、私のような者でよければ、やらせて貰いますよ」
「ありがとうございます」
 お彩は声を弾ませて、安五郎にペコリと頭を下げた。飛ぶように階段を駆け上がってゆくその後ろ姿を、安五郎は眼を細めて見つめていた。
「旦那さん、お加減はいかがですか」
 声をかけながら、そっと障子を開けても、返事はなかった。
/1605ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ