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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第37章 第十四話 【雪待ち月の祈り】 其の参
 お彩と安五郎は一面に散り敷いた紅葉を踏みしめながら、ゆっくりと歩いた。
 ふいに安五郎の歩みが止まる。
「ほんに見事な眺めですなあ。私が生まれ育った京の都の清水さんや八坂さんも紅葉がきれいやいうことになってますけど、ここの紅葉はまた違うた意味で見事や。清水さんにしろ八坂さんにしろ、名が通ってますやろ、せやから、仰山の人が湧いて出たように集まってきますのや。紅葉を見にきたのか人を見にきたのか判らへんいうていう皮肉があるほどで。それに比べたら、随明寺はんの紅葉は人ずれしてはらへんいうのか、神聖な場所いう感じがしますわ」
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