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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第41章 第十五話 【静かなる月】 其の参
 「三國屋」に来てから数日が経った。
 お彩はその日の夕刻、遣り手のおしがから呼ばれた。
「今夜からお前にも客を取って貰うよ」
「―」
 お彩は涼しげな眼を見開いて、おしがを見つめた。おしがが気圧されたように、一瞬だけたじろぐ。
「何だよ、その眼は。良いかい、ここがどこだかお前だって知って、来たんだろう? ただおまんまを食って、きれいなべべを着て澄まして座ってりゃア良いのは大店のご新造くらいのものなんだよ。ここにひとたび身を沈めたからには、本来の勤めをしなきゃアならないのは判ってるだろ?」
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