この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第42章 第十五話 【静かなる月】 其の四
何しろ、初めてお前が敵娼(あいかた)となったのが昨晩、たった一度きりで身請けを考えるなんざァ、私も長(なげ)え間女郎屋の主(あるじ)をしてきたが、これまでにも前例のねえことだ。平たく言やァ、それほどにお前をお気に入りなすったんだろうが」
 浅助の傍らでおしがが言い添えた。
「こんな良い話は滅多とあるものじゃない。山吹さん、あんたは本当に果報者だよ。こんなありがたいお話にケチをつけたりしたら、罰(ばち)が当たるってもんさ」
「そうだねえ。山吹、お前にも色々と言い分はあるだろうが、ここは、おしがの言うように京屋の旦那さまの身請け話をありがたくお受けするのが利口というもんだろう。
/1605ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ