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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第8章 第三話 【盈月~満ちてゆく月~】 其の弐 
 頭上のはるか彼方、大きな雲に夕陽の色が反射していた。何もかもがあまりに忙しない速さで起こっていたが、変わることのない川のゆったりとした旋律がその永遠に絶えることのない流れで彼女の心を安らげ、癒す。
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