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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第17章 第七話 【雪花】 其の弐
 お彩はハッとして陽太を見た。たった今の言葉が信じられなかった。自分は夢を見ているのだろうかと、本気で頬をつねろうとさえ思ったほどだ。
 月のかんばせがじっとお彩を見つめていた。凍った月のように美しく、月光に浮かび上がる花のように艶やかな男。江戸中探したとしても、これほどまでに美しい男はいないだろう。逞しい偉丈夫である父伊八とはまた違った意味で、美しい男だ。しかし、優男というわけではなく、均整の取れた身体には男らしさが漲っている。既に見慣れているはずのお彩でさえ、思わず見惚れるほどだ。
 お彩は唇を噛みしめ、うつむいた。そうでもしなければ、溢れ出る涙をこらえきれず、大声で泣いてしまいそうだったからだ。
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