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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第18章 第七話 【雪花】 其の参 
 その時、バサッという音が響き、窓の障子を、ゆっくりと鳥影がよぎっていった。その羽音にでさえ、お彩はビクリと身を震わせた。彩が怯えているのは明らかだった。
 立ち尽くしたまま所在なげに視線をさまよわせているお彩の傍に、いつしか陽太が立っていた。
抱きしめられ、口を吸われながら、固く眼を閉じる。
 陽太の手が伸び、お彩の女帯を解いた。帯はまるでそのもの自体が意思を持つ生きものであるかのように、艶めかしく身をくねらせ、足許に落ちた。
「私が怖いか?」
 わずかな静寂の末、お彩は小さくかぶりを振った。生娘のお彩にとって、怖くないと言えば嘘になる。しかし、不思議とこの場から逃げ出したいとは思わなかった。
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