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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第18章 第七話 【雪花】 其の参 
 陽太の唇が、手が、お彩の身体の隅々をまさぐる。その熱い手の温もりを、息吹を身体だけでなく心にしかと刻み込んでおきたいと思った。
 たとえ、この先、陽太と二度と逢うことが叶わなくなっても、陽太を忘れることのないように。お彩は十八年の生涯で初めて愛した男の面影を瞼に灼きつけようとするかのように、自分に覆い被さった陽太の髪に触れ、その背中に指を這わせた。
 彼に触れられた時、すべての世界がぐるりと一回転して位置を変えたかのようにさえ感じた。こうしている今でさえ、彼への思慕は抑えきれない衝動となってあの瞬間へとお彩を引き戻し続けている。
 そう、三年前、「花がすみ」に現れたあの男の孤独な瞳にひとめで魅入られてしまったてあの日へと―。
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