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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第20章 第八話  【椿の宿】 其の弐
 市兵衛との逢瀬は今でさえ数日に一度、長くても十日と間を空けずに続けている。その度に喜六郎にその場限りの見え透いた言い訳をでっち上げ、心ならずも休みを貰っている。
 お彩としては、これ以上の無理も嘘も言いたくはないというのが本音であった。しかし、市兵衛はけして後ろには引こうとはせず、次は是非にでも二人で一日中ここで過ごすのだと、まるで幼い子どもが駄々をこねるような強情さであった。
 そんな市兵衛を見るのは初めてのことで―、お彩もつい言うがままに休暇を得たのだが―、お彩は正直、ここに来たことを後悔していた。
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