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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第22章 第九話 【夫婦鳥~めおとどり~】  其の壱 
 伊勢次に眼顔で促され、お彩は伊勢次のすぐ後ろに従った。やがて共同で使う井戸傍まで来た時、伊勢次が初めて立ち止まった。
「お袋にあまり期待させたくねえんだ。お彩ちゃんのような娘を見たら、俺の嫁になるんだと勘違いするのは眼に見えてるから」
 そう照れたように言うと、すぐに気遣わしげな顔になった。
「昨日は眠れたかい? 何の力にもなれねえで、済まなかった」
 お彩は首を振った。
「伊勢次さんがずっと傍にいてくれたから、私、本当に心強かった。ありがとうございました」
 心からの気持ちを素直に言うと、伊勢次は赤くなった。
「いや、そんな風に言われると、どう応えて良いのか判らねえな」
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