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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第27章 第十一話 【螢ヶ原】  其の参 
 いつもくるくるとよく動き、自分の身より他人の心配ばかりする。そんなお彩を目当てに「花がすみ」に来る客もたくさんいたのだ。
 だが、京屋のご新造となってわずか三カ月ほどの間に、お彩は別人のように変わっていた。
 笑うことを忘れたお彩は、まるで歌うことを止めた小鳥のようだった。京屋での意に添わぬ日々は、お彩を変えてしまった。今のお彩は、羽根をもがれた小鳥のようだ。そんな彼女も伊勢次とここふた月ほど共に過ごす間に、少しずつ本来の明るさを取り戻しつつある。
―もう二度と、あんな場所にこの娘を帰すものか。
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