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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第19章 神奈川ラストデート☆江ノ島

気だるい体を起こすと、隣で海音が気持ち良さそうに寝ていた。

昨日は海音の送別会で、何だかその事を忘れるように、お酒を飲んだ。

結果、飲み過ぎてしまったのだけど…。

こうして、海音の家に泊まるのも、今日が最後になるのかな…。

考えると寂しくなるので、私は足早にバスルームへ向かった。

お酒を飲んだわりには、今日は二日酔いにもなっていない。

熱いシャワーを浴びて、だいぶスッキリとしてきた。

今日は海音と1日デート。

以前から海音と行きたかった所に、今日は行こうと思っている。

ここからは、電車で30分位な所なので、少しゆっくりとしていても大丈夫。


シャワーを浴びて、髪を乾かそうとすると、いつも通り良いタイミングで、海音が起きてきた。

「おはよ!何度も言うけど、それは俺の役目やからね。」


髪の毛がボサボサな海音に、そう言われたのが、何だか面白くて笑ってしまった。
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