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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第20章 神奈川ラストナイト

「かいと、気持ちいい…。」

瞳を開いて海音を見ると、目尻の下がった優しい瞳が私を見つめていた。

そう、この瞳に恋をして、そこから貴方をいつも見ていた。

お酒の酔いから始まった関係だけど、今はお酒がなくても、こうして貴方と繋がっている。

いろんな表情の貴方を知ってどんどん好きになっていく。

そうこれからもずっと、いろんな貴方を好きになっていく。


「渚の中が、俺を求めてるのがわかる。すごく気持ちいい。」

快楽を感じてる時の貴方の表情も好き。

いつも甘い囁きをくれる貴方も好き。

「渚、一緒にいこう。渚と一緒がいい。だから、もっと感じて。」

耳元で囁く貴方の少し掠れた声も好き。

そう、全部が好き。

「海音、一緒にいこう。私ももうダメ…。」

2人の呼吸が荒くなり、海音の動きが早くなる。

「渚、愛してる!」

「私も愛してる。」

お互いに抱き合い唇を重ねると、2人で快楽の波にのまれていった。
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