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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第22章 エピローグ
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あれから4ヶ月近くの月日がたった。
今日はクリスマスイブ。
私は今、ドキドキが止まらない。
あの人にちゃんと会えるだろうか…。
私は少し早くに席を立ってドアの前で、あの人に会えるように祈る。
新幹線のアナウンスが、目的地に着く事を教えてくれる。
このドアが開くのが待ちどおしい。
SUNのドアを開ける時と同じような気持ち。
そう今、私の前のドアは、あの日のドアと同じように、私とあの人を繋ぐ。
プシュー。
ドアが開くと、あの人が両手を広げて優しい笑顔で待っていた。
「海音!会いたかった!」
私は海音の胸に飛び込んだ。
「渚、いらっしゃい!」
そう言って海音が私を抱き締める。
久しぶりの海音の温もりを感じて嬉しくなる。
「海音、大好き!」
「渚、俺もやで。」
そう言った海音が耳元で優しく囁いた。
「今夜は寝かさないから、覚悟してやっ。4ヶ月分の愛をあげるから。」
海音は、4ヶ月たっても、激甘彼氏でした。
でも、そんな海音が私は大好きだから!
だから、ね!ずっとずっとそばにいてね。
これからも、ずっと愛してる!
あの日ドアを開けて貴方を見てから始まった恋。
そうすべては、あのドアから始まった。
これからもドアの向こうで、微笑む貴方に私は会いに来るから…。
聖なる夜に愛を込めて…。
☆fin☆
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