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Memory of Night 番外編
第3章 熱々、バレンタインデー!
白濁を出し終え、宵は息を弾ませたまま、ぐったりと晃の体に自分の体をもたれさせた。
湯気が熱くて、くらくらする。
早く浴室から出たいのに、口を開いてそれを晃に伝える動作さえ億劫に感じた。
「のぼせた?」
晃の言葉に、宵はわずかに瞼を開けた。涙で歪んだ視界の奥に、晃の肌色の皮膚が見える。
ここで頷けば終わりにしてくれるのだろうかという淡い期待が脳裏を掠めたが、晃が宵の返答を待つこともせずに脇に置いてあったシャワーを手に取った。
宵の体をもう一度壁のタイルに預けてから、ノズルをひねる。湯の温度は先ほど調節してあった。
「足」
たった一言そう言って、宵の片膝を掴んで再び開かせた。
「何して……っ」
「もう一度前を洗ってやるんだよ。いやらしい液いっぱいつけたままじゃ出られないだろ?」
「もう……いいっ。本当に自分でっ」
「何度も同じこと言わせるなよ。今日は君は俺のやることに素直に従う日」
晃は宵の足の間に自分の体を割り込ませ、左手で開いた膝を抑えこんだ体勢のまま宵の下腹にシャワーの湯を当てた。
時々角度を変えながら、その行為を続ける。