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Memory of Night 番外編
第5章 美少女メイドを捕まえろ!
「ほら、わかる? 宵の、先端から蜜が溢れてる。この服借り物なんだろ? いいの? いやらしい液で汚しちゃって」
その元凶は晃のくせに。
圧倒的に不利な状況で、言い返せないのが悔しい。
けれども実際、宵のそれは限界だった。ぴったりとしたキュロットにしめつけられて、痛いほど。
早くイってしまいたい。そればかりが頭を支配して、その欲求を紛らわせようと、無意識のうちに晃の指に舌を絡ませていた。
それに合わせて、晃も指の動きを速くしていく。
「……っ」
もう限界だった。
体は何度も絶頂を掠め、イきそうになる。
けれどもその度に晃が手の動きを緩めるせいで、吐き出すことができなかった。
もちろん、こんな場所で借り物の服を汚してしまうのがまずいことなのはわかっている。
理性では理解しているけれど、晃に散々煽られた体はイきたいという欲求の方が勝っ(まさ)ていた。
「ん……んうっ」
目からは生理的な涙が溢れる。
早くこの中途半端な状態から解放してほしくて、宵は手錠のかかった手で、すがるように晃の胸元を掴んだ。