この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night 番外編
第5章 美少女メイドを捕まえろ!

 確かに、旧校舎なんかで一日中隠れて過ごすよりは、晃と文化祭を見てまわった方がずっと楽しかったろうと思う。
 だが、自分が気に食わないのはそこだけではないのだ。

「俺はおまえのやり方がむかつくんだよ。いきなりひょっこり現れて、人の体好き勝手しやがって」
「好き勝手って?」
「……変なプレイしてきただろ、旧校舎で」
「変なプレイってどんなだっけ? 宵の口から詳しく」
「…………この変態野郎」

 恥ずかしいセリフを自分に言わせて、口ごもるのを見てからかう気なのだろう。それくらい読める。

「はぐらかすなよ」
「ごめん」
「そうやって俺ばっか振りまわされんの、嫌なんだよ。すげーむかつくっ。なんか……」

 そこで宵は口つぐんだ。
 晃から視線を外したまま、唇を噛む。

「なんか?」

 晃は先を促すように最後の宵の言葉を反芻する。
 宵は口を開きかけ、閉じた。まだ弱味を見せることには抵抗がある。
 この妙なプライドは性格なんだからしょうがないのだとも思うが、邪魔に感じるのも事実だ。
 これがなければ、もう少し上手く自分の気持ちを伝えられるだろうか。
/311ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ