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貴方にジャンキー
第17章 修学旅行4
部屋のインターホンが鳴り響いた。

澤がリーダー会議から帰ってきたのか?
いや、あいつなら鍵を持ってでた。
いきなりドアを開ける可能性もあるがために、エロチャンネルすら覗けない状況だったのに。


ピンポーン・・・


「へぃへぃ。開けますよー。」


部屋を開けた途端、トンッと甘い匂いと一緒に理子が飛びついてきた。



「理子?!!・・と安藤?」
「やほー♪ちょっと遊びにきちゃった。澤は?」
「澤は、リーダー会議。」
「なんだー。ちぇっ。」

「・・理子?」

理子は、ずっと抱き着いたまま固まっていた。

「何かあったのか?」
「・・何もないよ。ただ、徹が恋しくなっただけ。」


キュンッと心臓が掴まれる。
安藤がニヤニヤしながら、俺の顔を見ている。

「なっ、なんだよっ!」
「べっつにー♪いいなー♪幸せそうでっ♪」




「就寝時間だぞー!電気消して寝ろーっ!」
ガチャッ、バタンッ―――




廊下で学年主任が叫んでる。
しかも、管理人カードかなんかで一部屋づつ確認してる?!


「ヤバい。スリッパ隠せ。電気消せっ!こっちだっ!」





「じゃ、先生。おやすみなさい。」
「おう、澤。ご苦労さん。」


澤が戻ってきた!
「こっちだ!!」

安藤を澤のベットの中へ。
理子は、自分のベットの中へ一緒に入る。


「何だ?寝たのか。珍しく早いな。ん?」
「へへっ・・」
「あーんどーー・・・ってことは。」


バサッと布団をめくられる。


「東郷・・」

「もうちょっとしたら、帰るから。」

「この状況を先生が知ったら、俺が居ない間に南波が女子を連れ込んだとしか思われないぞ。」

「俺の責任かよ。」

「日頃の行いが悪いんだ。仕方なかろう。」



「澤??どうかしたかーー?」

ガチャッ・・・


「いや。何もないス。南波に明日の確認をさせておいただけです。」

「そうか?就寝時間だからな。寝ろよ。」

「はい。」


び・・・・ビビッターーーッ!!!

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