この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
貴方にジャンキー
第17章 修学旅行4
理子は解熱剤を処方してもらい、朝イチの飛行機で帰路に着くことになった。
俺も一緒に帰りたい。と頼んだが、副担の女性教員と帰ることになった。
仮病も使ったが、澤に叱られた。
俺が居ても、邪魔者じゃんか。
集合時間ギリギリまで、独りロビーで拗ねてたら チャラい大学生っぽい男と目が合った。
男はニヤリと笑ったような気がした。
なんだ?気のせいか?
苛ついてると どいつもこいつも腹立たしい。
「いつまで拗ねてる!馬鹿者っ!!」
「いってぇっ!」
安藤が後ろから 頭をはたいてきた。
「私だって、淋しいんだぞ。一緒に理子が喜びそうなお土産探そうぜぃ♪」
そうか・・理子、あんまり土産買えてなかったな・・。
「よしっ!そうだな!サンキュ。安藤。」
「良い女だろ?」
澤がコソッと耳打ちしてきた。
「惚れたらゴメン!」
ゴスッ!
「うぐぁっ。」
澤に横っ腹を殴られた。
理子以上にイイオンナなんていない。