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貴方にジャンキー
第7章 メイド喫茶
それから、2日間。
理子は、俺を無視し続け、俺はそのたびにイラついたり、ため息ついたり。
その朝は、たまたま早く目が覚めた。
リビングにおりると母さんと理子が朝食中だった。
「俺もコーヒー。」
「はい。」
ドンッ!とインスタントが出てきた。
自分でやれってことね。
「そーいえばさぁ、うちのお店のお客様で金回りが良いカモが居るんだけど」
オーナーがカモって言うなよ。
「この前、うちの店の帰りに高校生くらいのチンピラに構われて右腕折られちゃったんだってー」
「へー。物騒だな。」
ざまぁ・・けけっ・・
「だから、理子ちゃんが『あーん』で食べさせてあげたんだよねー♪」
ブホッ!!
「ゲホッ!!ガハッ!は?」
「『あーん』1回80円。30回で2400円♪チンピラに感謝だわ♪」
なんじゃそりゃーーー!!!
「お前、断れよっ!」
「何で?お仕事だもん。ってか、徹に言われる筋合いないしっ!お先にっ!行ってきます!!」
はぁぁあああーー??!!!
俺の苦労を無駄にしやがって!!
俺は、そのまま学校をサボり 部屋に籠った。