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◯◯に行ってきました!(仮)
第2章 エーゲ海の夕暮
素材とデザインが気に入って、ソックスはともかくショートパンツは正直要らないな…と思ってたのだけど、セットだったから仕方なく買って。パーカーは部屋で着るけどショートパンツは履いたことない。だって長袖に、ショートパンツって足寒いじゃない!夏にふわもこ素材とかワケわかんないし。てことでもっぱらパーカーとソックスのみ、別に買ったフルレングスのヨガパンとあわせて愛用中なんだけど、荷造りしながら、ハッと気づいた。
コレ、男のヒトが見てカワイイルームウェアなんだ!ってことに。だから寒さとか実用性無視なんだ!
全く。下着から始まってミニスカにしろこういうルームウェアにしろ、男性が喜ぶファッションてホント機能的じゃない。女のコの冷え性対策とか涙ぐましい努力なんか100%無視だからね!
だけど、ルームウェアの長めのパーカーからチラッと覗くショートパンツって絶対男のコ好きだよね!?
祥悟くんは好きだと確信してるのだけど。。。という事でショートパンツ初登板と相成った。
そんなあざといオンナの企みも踏まえつつの準備。

車の中で飲む用に、タンブラーにお気に入りのピーチアイスティーを入れて、マンションのロビーで待つ。
マンションの前まで祥悟くんが車で迎えに来てくれて。
私の格好を見るなり

「スゴイ重装備だね沙織ちゃん…」

と目を丸くした。
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