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仮面男子は彼女を愛す
第1章 仮面に見守られた白い部屋
そのまま激しいキスを交わしていると、カチャンとテーブルの上のカップが音を立てた。

久しぶりに周りにある物が見えなくなってしまうくらい、激しく怜奈を求めている気がする。

俺は怜奈の体をゆっくりと離し、入れたばかりのコーヒーを台所のほうに戻しに行った。



「コーヒーあるの忘れてた」と怜奈がちょっと恥ずかしそうに言う。

俺は「あとで飲むよ」と言って、再び怜奈の唇を求める。


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