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第22章 黒野の過去

14歳になり両親から離れて10年がたった。悠翔は中学２年になる…そんな中で突然寮父母に呼ばれた。

「悠翔くん、今日あなたにお客様がきます。」
「俺に？突然ですね…誰ですか？」
「会ってから説明します。ただ悪い方達ではないので安心して良いからね？」
「…はぁ…」

そんな話をしていると年上の寮生が入ってくると『お客さんです』と言って連れてきた。

「…これは、栗原さん。ようこそ。」
「いえいえ。気になさらず。」
「悠翔君？紹介するね、栗原さん。」
「…初めまして…黒野悠翔…です」

そう、この時悠翔と出会ったのが愛良の両親である栗原の当主達だった。