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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第25章 愛撫と声の狭間で。
ビクビクと体を震わせながら意識はどこか遠くに飛んで居た。
そうなるまで、舐めていた黒野はようやく上体を起こして唇を親指で拭うと目を細めて見下ろした。

「愛良…ごめんな…意地悪が過ぎた…」

そうして枕を背中にかってそっと愛良を抱き寄せた。そのまま肩に凭れさせたまま肩を抱いた。

「好きだよ…」

そんな時、黒野の携帯が鳴った。

「はい黒野です。」
『あ。私、栗原です』
「はい、何かございましたか?」
『いえね?私予定早めることが出来て明日1日早いけどそっちに行けると思って!』
「そうですか、かしこまりました。お待ちしております。」

短いながらすぐ切れた。
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