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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第25章 愛撫と声の狭間で。
「そんなの…いつもだよ?」

不思議そうな顔をしながら見つめている愛良に対して黒野はそっと抱きしめた。

「幼稚舎を卒業して…初等科に行って…もっともっと大きく変わって…そうなっても忘れないように…」
「ゆーと…?どうしたの?」
「別に?」
「もしかして…」

そう言いかけた愛良の唇をそっと指で塞いだ黒野。そのまま頬に滑らして行き優しく髪を鋤いた。

「愛良?もっと求めて…俺のこと。何年たっても…」
「ゆーとしか…ゆーとだけだよ?私には…」
「…愛良……」

そっと細い首筋に顔を埋めると耳元で黒野はそっとささやいた。


ずっと…愛してる…


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