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make a doll~お嬢様は我が愛玩~
第26章 ブランコの約束
「え…あの、まだ…」
「そりゃそうでしょうが…だけどね。あの子突如言い出したの。"結婚する前何かあったの?"って。どうして?って聞いたら奥様ごっこでやっててねなんて聞いたんだけどね。」

ふふっと笑っていた母親に黒野は少し戸惑うかのような表情を浮かべていた。そんな黒野に母親はもう一度顔を見せた。

「どうするのかしらね…あなたもあの子も」

小さく笑うとその場をたって離れた。嬉しくも少しだけ戸惑う顔のままカレーの鍋の火を止めた。
少しして夕飯の時間になる。相変わらず大きさが不揃いだったが笑いながら全員で食べていた。

「明日ゆーとも来てくれる?」
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