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エブリデイ
第3章 意識した瞬間から
紐が華奢な肩を滑ると、ブラジャーが寺井の腰の辺りまで落ちた。
「……」
僕は無言で、裸となった上半身の背中をじっと見つめる。
肌だけの一色のそれが、とても眩しいように思えてるけれど、一応は男である僕が、最も見たいのは――やはり。
女の子の胸――乳房――すなわち、オッパイ――それと、ち、ち――乳首。
現実の場面では、一度たりともお目にかかったことのなかった。それを目前とした時のどうしようもない興奮が、僕の思考を著しく乱してゆく。
そして――その高まる期待に応えようとして、寺井が僕の方へと――ついに向き直った。
「――!?」