この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
エブリデイ
第3章 意識した瞬間から
 と、まあ――そんな風に思ってはみるけど。

 ソレを目の前にすれば、当然。


「触っても――いい、かな?」


 その欲求には、逆らえないのだ。

 訊かずに手を伸ばしてしまえばいいような気もするけど、つい伺いを立ててしまうのが、やはり情けないこの僕な訳で……。


「その前に――さあ」


 そして、寺井も一筋縄とはいかないらしい。


「なに?」


 僕が、言いかけたその意図を訊ねたら――


「等価交換だ――そっちも、見せなよ」


 また僕に顔を向けると、そんなことを言った。

 その意味を、何となく察して――


「ああ……それなら」


 僕はいそいそと、身に着けているTシャツを脱ぎ始めた。

 そうして同じく上半身が裸となった上で、僕は寺井の方を窺うのである――が。


「……」


 アレ――? なんか、反応が冷たいような……。


 さっきまでと一転するように、寺井はその表情に明らかな失望を浮べていた。

/254ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ