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先生と私
第10章 優しさのカケラ
退院が決まった。
実家に帰り、一緒に住むことを母は強く勧めた。それだけは絶対に嫌だった。長い時間言い争いをした挙句、妹と瑛二が定期的に私の部屋へ様子を見に来ることになった。
退院時当直明けだった瑛二が送ってくれることになった。
薬の作用か車に乗ると助手席で寝てしまった。
「おいレナ 着いたぞ。」
瑛二に起こされハッとした。
「ごめんね…寝ちゃった。」
ふと見上げると大きな知らないマンションの前だった。
瑛二は私の荷物を持ってドンドンと先に歩いて行く。
「瑛二君 ちょっと待って…私そんなに早く歩けないよ…。」
少し歩いただけで息が切れた。
ホテルのようなエントランスを入り警備員の前を通った。瑛二はエレベーターで待っていた。
「レナこっち。はよ乗れ。」
「ここはどこ?」
瑛二は何も答えなかった。最上階へつくと、ドアのカギを開けて中に入った。私は玄関の前でぼーっと突っ立っていた。
ほら早く…。瑛二はリビングに案内した。
「ちょっと…待っててお茶入れるから。」
窓からは、綺麗な夜景が見えた。遠くに東京タワーが見えた。
私の頭は混乱した。
「ねえ…ここどこ?」
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