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先生と私
第2章 片思いの恋に落ちたあの日
ほのかが企画したパーティーに人数が足りないからと呼び出された。

「ねっお願いっ!!!顔を出して、すぐに帰っても良いから。」

ほのかは、個性の強いモデルたちの中でも彼女はいつも朗らかで、派手なことが好きだった。

友達がいなかった私を事あるごとに遊びに誘い、それは私がモデルを辞めてかなり経った今もずっと続いてた。

...バイトがあるってことにして断れば良かった。

男性の年齢は様々だったが、女性はモデルばかりで男女50名以上が集まった。煌びやかで美しく着飾った女性たちは、グループで男性の周りを泳ぎ回っていた。

男性に朗らかに笑い、自然に会話する彼女達に気後れし“壁の花”に徹していた。ほのかは判っているのに私を誘う。

…パーティや合コンは苦手なのに。

ほのかは私と目が合うと手招きをしたが、遠慮した。

…そっと抜け出せば判らないから、少し休んで帰ろう。

ロビー横に立派なバーがあったのを思い出した。

バーには、L字に曲がった大きなカウンターがあり、数人の客が座っていた。薄暗く、客の顔は良く見えないが、スーツ姿の男性とカップルのようだ。カウンターの開いた隅の方に座り、グラスワインを頼んだ。携帯で時間を確認すると妹からメッセージが来ていた。

(カツァリスが日本に来るんだって!お姉ちゃんコンサート行くんだったら、私の分もお願い~。)

ただのおねだりメール。返信を打つが、普段はしないネイルチップがその度にカチカチと画面に当たって音を立てた。

…ネイルなんて私には無理なのよ。

いつもより長い自分の指…正しくは爪を持て余し苛立った。

隣りに5つほど空席があり、その先にひとりの男が座っていた。私は男と目があった様な気がしたので、慌てて携帯に目を戻した。

ほのかににもう帰るからとメッセージを送った。ワインがナッツと一緒に私の前にそっと置かれたので、クレジットカードを渡し、チェックをお願いした。

スマホが震えた。

(やったー。ありがとう。私もお母さんも元気だよ。)

妹からの返信は、絵文字がびっしりと並び、どきつい色は落ち着いた薄暗いバーで、目を刺すように派手て、強烈だった。

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