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先生と私
第8章 微熱
ほのかとリョウは、慌ただしく東京へと帰った。
私は先生とやっと二人きり…と思った矢先、夏風邪を引いて寝込んだ。
9度近い熱と酷い嘔吐で食事も薬も全く取れず丸1日過ごした。
嫌がる私を無理やり先生は病院へ連れて行った。
何も食べたくなかったが、ケイコはおかゆを作ってくれた。先生に風邪がうつるといけないので、別々に過ごした。

2日目の昼過ぎには、微熱程度までに下がった。明日の夕方にはここを出なければいけませんからと先生は、私の寝室へ来た。うつしてはいけないと思いつつも誘惑には勝てず、一緒に過ごした。少し熱のある私の顔に先生の冷たい手は、どんな薬よりも効果がありそうだった。

横で本を読んでいる先生に私の足を絡ませると、ちらりと私の顔を見た。窓の外からセミの鳴き声が、忙しなく聞こえている。

「熱があるのにいけませんよ。」

先生は再び目を本に戻した。

「先生…少し寒いから先生の胸で温めて。」

昼間は裏の雑木林から涼しい風が吹き心地が良かった。先生は本をサイドテーブルに置き、私が包まっていたブランケットの中に潜り込んだ。

私を抱きしめ、僕よりあなたの方が温かいじゃないですかと笑った。私は回された腕をそっと胸に置いた。心臓の音が先生の手を通して伝わっているのが分かった。先生の右手は留まりそこから動く事はなかった。私は先生の右手を自分の乳房の上に置く。

「それは…いけません。」

先生はまた笑った。先生の掌の上から自分の胸を揉んだ。
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