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どうか、私を愛してください。
第6章 禁断の扉
「こいつは小さい頃から俺に似ていない。一族の誰にも似ていない。」



「似ていないって……三歳で俺を捨てたくせに!!!」



「誠二さん……」



誠二はドアを壊れるんじゃないかというぐらい強く閉めて部屋から出て行ってしまった。




「貴方……そんな言い方しなくてもいいじゃないですか!誠二は寂しい思いをずっとさせてきたじゃないですか!」



「寂しいって……アイツは遠くからでも金がない金がないってお前によくせびっていたじゃないか!俺が何も知らないと思っていたか!」



「だって……誠二があまりにも可哀想で…あなたはいつも誠一だけをかわいがるから。」



「誠一は長男だからだ!長男が会社を継ぐのがこの会社では当たり前なのはお前も知っているだろう!同じ双子で生まれてきたのにアイツは誠一と同じぐらいの能力があるかと思ったら大間違いだった。」
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