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第13章 これはレイプだから……

「はぁっ……誠二さっ………」



どうして今なの…？
もう誠一さんと共に生きていくと決めたばかりなのに――
私は昨日誠一さんに抱かれてしまったのに・・・



「ダメッ！ダメ、誠二さん……」



媚薬のようなキスからやっと離れて正気に戻れた。



「誠二さんには円花さんがいるじゃない。私だって……永一と誠一さんがっ…」



頭ではわかってはいても
ずっとココロがカラダが誠二さんを欲していた。



口ではこんな風にいい子なセリフを吐きながらも
本当はこんな風になることを心から願っていた。



本当は……私だって抱いてほしい。