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どうか、私を愛してください。
第15章 幸せが崩壊する音。。。
「おかしいと思ったんだよ、誠二がこの家に出入りしているのを見たときから。」



「……どうするつもりなんですか?どうして誠一さんやお義父様じゃなく私に言うんですか?」



「本当はこの会社がほしかった。だけど誠二の子じゃ長男じゃなくても双子の弟だから、結局は真実が明らかになっても永一がこの会社を継ぐことになる。」



永一が守れると聞かされてホッとした。
永一が守れるなら、私は何だってする。
だって可愛い自分の子、そして誠二さんの血をわけた愛しい子だから――



「この会社は親せきしか運営していない。血がすべての会社だから会社の人間は何とも思わないと思うよ。だけどさ――」



座り込んでいる私のそばにやってきて下を向いていた私の顎に指を置いて
強い力で自分の顔を見るように仕向けてくる。
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