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どうか、私を愛してください。
第23章 悲しいプロポーズ
「……っ…」
「ごめんなさい」とは言いたくない。
というより言えない……
だって、私も心のどこかで【生きてほしい】って思ってたから。
お義母さんみたいに責めている自分がいるから――
世界中で独りぼっちだと思っていた私に差し出してくれた遥人の手を
ずっと、ずっと手を繋いでほしいと願った手を離したのは私だ。
遥人はちゃんと約束通り最期に手を繋いでくれた。
だけど、私はまだ遥人のそばにいく勇気はなくて
固くなった遥人の手を力いっぱい振り払ってしまった。
「嘘つきなのは私だ。」
私から遥人の手を離したんだ――
「ごめんなさい」とは言いたくない。
というより言えない……
だって、私も心のどこかで【生きてほしい】って思ってたから。
お義母さんみたいに責めている自分がいるから――
世界中で独りぼっちだと思っていた私に差し出してくれた遥人の手を
ずっと、ずっと手を繋いでほしいと願った手を離したのは私だ。
遥人はちゃんと約束通り最期に手を繋いでくれた。
だけど、私はまだ遥人のそばにいく勇気はなくて
固くなった遥人の手を力いっぱい振り払ってしまった。
「嘘つきなのは私だ。」
私から遥人の手を離したんだ――

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