第4章 椿
私は、この章が一番好きです。
ずっと一途に想い続けてきた幼馴染に突然現れた男の存在。無邪気に協力をお願いする彼女を酷いと思いながらも嫌いになれず、やりきれない思いがやがてその男の死を願うことに繋がっていく……
狂気の世界に見えながらも、リアリティーがあって、彼の心情描写に心が掻き乱されました。
彼女が自身を責め、生きていくのが辛い……その気持ちも胸に迫ります。
彼女が彼に身体を許した場面、一瞬「えっ…」と、行動心理が理解できなかったのですが、読み進めていくうちに、彼女の想いを汲み取ることが出来ました。
彼女を失い、心を失った彼の未来は再生なのか、死なのか……気になります。
この作品は18歳未満閲覧禁止です
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花に酔う
レビュー
[評価]
★★★★★
[評価]
★★★★★
金木犀、ほんとに素敵です。
世界観とか表現がすごく好きで、
小冊子にして保管するか迷います。
世界観とか表現がすごく好きで、
小冊子にして保管するか迷います。
[評価]
★★★★★
こんばんは。やっとレビューです!なかなか上手く綴れずに今日に至ります💦
椿の花の様に。潔く残酷。
心は晴れなくても、彼女の最期の姿を見れたのは彼だけで。
どうしようもないけれど、死に逝く彼女が余りにも残酷で、綺麗で、哀しい。先に逝った愛する彼は、彼女が幸せな生を望んだ筈なのに。
好きな人に好いて貰える幸せをしみじみと考えてしまいました。
彼のことを好きになれたら彼女はどんなに幸せだったことでしょう。
躯と心二つで一人の人間ならば、半分だけは彼も知り得ることが出来て‥。
老いて人生の最後を迎える時にはせめて彼女が迎えにきて上げて欲しい。そう願わずにはいられません。
椿の花の様に。潔く残酷。
心は晴れなくても、彼女の最期の姿を見れたのは彼だけで。
どうしようもないけれど、死に逝く彼女が余りにも残酷で、綺麗で、哀しい。先に逝った愛する彼は、彼女が幸せな生を望んだ筈なのに。
好きな人に好いて貰える幸せをしみじみと考えてしまいました。
彼のことを好きになれたら彼女はどんなに幸せだったことでしょう。
躯と心二つで一人の人間ならば、半分だけは彼も知り得ることが出来て‥。
老いて人生の最後を迎える時にはせめて彼女が迎えにきて上げて欲しい。そう願わずにはいられません。
[評価]
★★★★★
庭に赤と白の椿の木があります。
綺麗に咲いたまま、ぽとりと落ちてしまうその花が哀しくて嫌いでした。
落ちてしまった花は直ぐに茶色に変色してしまう…
この話は悲し過ぎてその光景が目に浮かびました。
人を愛することは時に残酷な結果をもたらすもの。
椿の花は身をもってその事を教えてくれているのかもしれませんね…
やっぱり椿は哀しい花です…
表現が美しくて哀しくて、涙無しでは読めませんでした。
素晴らしい作品です。
綺麗に咲いたまま、ぽとりと落ちてしまうその花が哀しくて嫌いでした。
落ちてしまった花は直ぐに茶色に変色してしまう…
この話は悲し過ぎてその光景が目に浮かびました。
人を愛することは時に残酷な結果をもたらすもの。
椿の花は身をもってその事を教えてくれているのかもしれませんね…
やっぱり椿は哀しい花です…
表現が美しくて哀しくて、涙無しでは読めませんでした。
素晴らしい作品です。
[評価]
★★★★★
彼がいなくなればと願い、それが現実となった衝撃と彼女に対する主人公の後ろ暗さ。
彼を失ったことであらゆることに絶望し、ぐらぐらと不安定で危うい精神状態になり、無と、暴走を繰り返す彼女。
最後の交わりがひどく苦しくて、どうしようもないのに、一種の絵画的な美しさを感じました。
彼女が彼に逢えることができたかは誰にもわかりませんが、そう願わずにいられませんでした。
死を取り扱いながら、凄絶な美しさを感じました。
彼を失ったことであらゆることに絶望し、ぐらぐらと不安定で危うい精神状態になり、無と、暴走を繰り返す彼女。
最後の交わりがひどく苦しくて、どうしようもないのに、一種の絵画的な美しさを感じました。
彼女が彼に逢えることができたかは誰にもわかりませんが、そう願わずにいられませんでした。
死を取り扱いながら、凄絶な美しさを感じました。
[評価]
★★★★★
第3章 金木犀
金木犀の香り、大好きなんです♡いつも金木犀の香る時期はその匂いを探し求め、そこにいつまでも立ち尽くしてます……まさに「陶酔」ですね。
縛られた無機質な人形のような女の子に無意識のうちに魅入られる彼女。そして、夢中になる彼女の様子から少しずつ彼女の性癖を引き出していく彼。
日常の中に作られていく非日常が倒錯的で、夢の中にいるようでもあり、美しく、妖しくて惹き込まれました。
SMはそれ程興味ないのですが、縛られるという行為は身体だけではなく、精神的にも征服されている気持ちになるので、より煽られ淫らになる彼女の気持ちは理解できます。それが金木犀の香りの元であれば、尚更…ですよね。
金木犀の香り、大好きなんです♡いつも金木犀の香る時期はその匂いを探し求め、そこにいつまでも立ち尽くしてます……まさに「陶酔」ですね。
縛られた無機質な人形のような女の子に無意識のうちに魅入られる彼女。そして、夢中になる彼女の様子から少しずつ彼女の性癖を引き出していく彼。
日常の中に作られていく非日常が倒錯的で、夢の中にいるようでもあり、美しく、妖しくて惹き込まれました。
SMはそれ程興味ないのですが、縛られるという行為は身体だけではなく、精神的にも征服されている気持ちになるので、より煽られ淫らになる彼女の気持ちは理解できます。それが金木犀の香りの元であれば、尚更…ですよね。
[評価]
★★★★★
雪緒さんの作品説明では、暗い話と書いてありますが、1、2章は他の方も書いているように、切ないお話ですね。
3章はずっとドキドキが止まらず…。
経験はありませんが、愛がないと成立しない行為だと思っているので、二人の愛に満ちた美しい営みが浮かんできます。
短編でも、雪緒さんの世界観に満ちた珠玉の作品に仕上がっていますね。
私は、雪緒さんが紡ぐモノローグ、凄く好きです。
宵闇でも、一番好きな章は「葉月」の章だったりするので。
切なくて、ドキドキして、胸にグッとくる、そんな素敵な作品です。
これからも、楽しみにしていますヾ(≧▽≦)ノ
3章はずっとドキドキが止まらず…。
経験はありませんが、愛がないと成立しない行為だと思っているので、二人の愛に満ちた美しい営みが浮かんできます。
短編でも、雪緒さんの世界観に満ちた珠玉の作品に仕上がっていますね。
私は、雪緒さんが紡ぐモノローグ、凄く好きです。
宵闇でも、一番好きな章は「葉月」の章だったりするので。
切なくて、ドキドキして、胸にグッとくる、そんな素敵な作品です。
これからも、楽しみにしていますヾ(≧▽≦)ノ
[評価]
★★★★★
2章 月下美人
僕にとっては唯一の存在であるあなた
あなたにとって唯一ではない僕
『僕』の切なさや苦しさ、寂しさがまるで音楽のように伝わってきました。
序盤は切ない悲しみを切々と感じ、そこから『僕』から『あなた』への奥底に秘めた強い想いを感じさせるような激しさ、そして終盤での寂しさと苦しさが余韻となって響いてくるようでした。
月下美人の美しさは画像を通して伝わってきても、その香りや感触は味わうことが出来ない……
切ないですね。
僕にとっては唯一の存在であるあなた
あなたにとって唯一ではない僕
『僕』の切なさや苦しさ、寂しさがまるで音楽のように伝わってきました。
序盤は切ない悲しみを切々と感じ、そこから『僕』から『あなた』への奥底に秘めた強い想いを感じさせるような激しさ、そして終盤での寂しさと苦しさが余韻となって響いてくるようでした。
月下美人の美しさは画像を通して伝わってきても、その香りや感触は味わうことが出来ない……
切ないですね。
[評価]
★★★★★
こんばんは。
先日はメッセージありがとうございました(*^▽^*)
早速読ませて頂きましたよ~っ!
紅薔薇は哀しいお話。薔薇に込められた想いが哀しくて。ヒロインが幸せになれるよう祈ったり‥。人の気持ちの有り様は中々変わらなくて。だから哀しい。
月下美人は切ないお話。愛は互いに同価値じゃなくて。天秤がどちらかに傾いていることは、ままあって。だからと云って気持ちは止められなくて。だからせつない。
金木犀は、香りと秘密が連動して。暴かれていく性癖と開化していく官能が美しくて。二人して捕らわれて。
うふふ。楽しく読ませて頂きました。
次のお話も楽しみにしています。
先日はメッセージありがとうございました(*^▽^*)
早速読ませて頂きましたよ~っ!
紅薔薇は哀しいお話。薔薇に込められた想いが哀しくて。ヒロインが幸せになれるよう祈ったり‥。人の気持ちの有り様は中々変わらなくて。だから哀しい。
月下美人は切ないお話。愛は互いに同価値じゃなくて。天秤がどちらかに傾いていることは、ままあって。だからと云って気持ちは止められなくて。だからせつない。
金木犀は、香りと秘密が連動して。暴かれていく性癖と開化していく官能が美しくて。二人して捕らわれて。
うふふ。楽しく読ませて頂きました。
次のお話も楽しみにしています。
[評価]
★★★★★
新作ですね。
私は花の名前は詳しくは無いのですが、花言葉は興味が有ります。
月下美人は夜の数時間しか咲かない貴重な花。
その花に魅了された人は、寝ないで咲くのを待つのですよね…
愛する人との逢瀬の様だな…と、ロマンチックに思えたものです。
優しく美しい雰囲気を楽しませて頂きます。
切ない話、大好きなんです。
私は花の名前は詳しくは無いのですが、花言葉は興味が有ります。
月下美人は夜の数時間しか咲かない貴重な花。
その花に魅了された人は、寝ないで咲くのを待つのですよね…
愛する人との逢瀬の様だな…と、ロマンチックに思えたものです。
優しく美しい雰囲気を楽しませて頂きます。
切ない話、大好きなんです。
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