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子猫です（笑）
でも、別に買ってきたわけでも、もらってきたわけでもありません。
うちに高校二年の息子がいます。
彼が部活が終わって自転車でうちに帰ってくるのは夜の九時頃なのですが、その日は帰ってくるなり
「子猫捨てられてたから、拾ってきた！」と。
（お前は小学生か！）
見るとナイロン性のトートバッグの中に、ものすごく小さな子猫が一匹、みゃーみゃーみゃーみゃー鳴いておりました。
毛はちゃんと白とグレーの斑に生えそろってはいましたが、まだよちよち歩きで顔なんか、指で作った輪より小さくて、推定生後二週間といったところでしょうか。
この状態で何も施さなかったら二三日で死ぬのは確実で、それを見たら「もう一回捨ててこい！」と言えなくなって、とにかく何かすることに。
まずは深夜まで開いてるドラッグストアに子猫の餌を探しに。
ありました。生後一ヶ月までのミルクと、子猫用の餌。
それを携えて家に着く頃はもう１１時。
子猫用の餌を与えようとしましたが、これは受け入れられず、今度はミルクを、同じく探して買ってきたスポイトで口の中に入れたら、一心不乱に飲み始め、家族一安心。
今日で二日目の朝、今朝もミルクを飲んで熟睡。
今うちは、子猫中心に回っております。
まったく、高校二年で、坊主頭で、すね毛ボーボーで、私より身体がでかくなったくせに、どんだけ乙女なんだよ……。

ここは地方のど田舎の町。
日本にもまだ昭和のファミリードラマさながらの風景がまだ残っているようです。