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『果てのない海に呑まれて』



Flora Pfalz （フローラ・ファルツ）





物語が始まった時点で既に亡くなっていたので、レオンやミゲルの記憶の中にしか登場しないのですが……。



自分はだいたい、主人公の今に影響する過去の人物と、その相手になる人物に共通性を持たせるようにしています。

今回であればリリアになりますね。

そしてその二人の相違点こそ、物語の展開に関わってくると思います（えらい後付けの説明）。



フローラは明るく元気でわがままで、とにかく真っ直ぐな子供です。

リリアもわがままで真っ直ぐですが、最初の襲撃で一度それを壊されかけ、それでも失わずに立ち上がったからこその強さがあります。

人に頼るだけではなく、自分の力で道を切り拓くようになりました。←リリアの話。



フローラが死んだのは策略でもなんでもありません。

それでもレオンが、そしてミゲルが大きな心の拠り所を失ったのは事実で、そのことがレオンがリリアを犯した理由にも繋がったのは良いことなのか悪いことなのか……（現実ならもちろん悪いことです！！）



ちなみにこれは作者の問題ですが、最初の方に彼女と比較されるリリアの気持ちや比較するレオンたちの気持ちをもっと上手く描けたらなとちょっと悔しいです……。